高校野球では「エースナンバー」とされる背番号18。ドラゴンズでも歴代ほぼ投手が背負ってきた番号です。最長14年の鹿島忠、球団4位の112セーブを挙げたギャラード、そして松坂大輔。2026年は空き番となった背番号18の歴史をまとめていきます。
質問
『ドラゴンズの背番号18』でイメージする選手は?
① 鹿島忠
② ギャラード
③ 松坂大輔
歴代背番号18一覧
| シーズン | 名前 | 備考 |
|---|---|---|
| 1936 | 服部一男 | ドラゴンズ初代背番号18(外野手) |
| 1937 | 岡本利三 | 内野手 |
| 1938 | 服部一男/加藤久太郎 | 同一年に2人が着用 |
| 1939-1941 | 村松幸雄 | 1940年に21勝。24歳で戦死 |
| 1942-1950 | (欠番) | 戦後しばらく誰も背負わず |
| 1951-1954 | 三富恒雄 | 戦後最初の背番号18 |
| 1955-1961 | 空谷泰(児玉泰) | 球団通算防御率2.53は歴代5位 |
| 1962 | 福田信夫 | 投手 |
| 1963-1964 | 小木曽紀八郎 | 18番を背負った最後の野手 |
| 1965 | ホイタック | 18番初の外国人選手 |
| 1966-1967 | 豊永隆盛 | 第1回ドラフトの球団1位指名 |
| 1968-1970 | 小野正一 | 移籍後の3年間で着用 |
| 1971-1976 | 稲葉光雄 | 1972年に20勝。巨人キラー |
| 1977-1982 | 戸田善紀 | 稲葉との大型トレードで阪急から加入 |
| 1983-1996 | 鹿島忠最長14年 | 1982年ドラフト1位。18番の歴代最長 |
| 1997 | 小山伸一郎/小野和義 | 同一年に2人が着用 |
| 1998 | 前田幸長 | 左腕 |
| 1999 | 武田一浩 | リーグ優勝シーズンに着用 |
| 2000 | 曹竣揚 | 台湾出身の左腕 |
| 2001-2003 | ギャラード | 2002年に最優秀救援投手 |
| 2004-2005 | 朝倉健太 | のちに背番号20へ |
| 2006-2008 | 中里篤史 | 剛速球が武器の右腕 |
| 2009-2013 | 伊藤準規 | 2014年から背番号65へ |
| 2014-2018 | 鈴木翔太 | 2013年ドラフト1位 |
| 2019 | 松坂大輔 | 鈴木翔太と背番号を交換 |
| 2020 | (空き番) | 松坂の退団により1年空く |
| 2021-2025 | 梅津晃大 | 2026年から育成契約で211へ |
| 2026- | (空き番)現在 | 次に背負うのは誰か |
※NPB公式・中日ドラゴンズ公式サイトの記録をもとに作成しています。
2026年ドラゴンズ背番号一覧はこちら長期着用ランキング
| ランキング | 名前 | 期間 |
|---|---|---|
| 1 | 鹿島忠 | 14年 |
| 2 | 空谷泰(児玉泰) | 7年 |
| 3 | 稲葉光雄 | 6年 |
| 3 | 戸田善紀 | 6年 |
| 5 | 伊藤準規 | 5年 |
| 5 | 鈴木翔太 | 5年 |
| 5 | 梅津晃大 | 5年 |
鹿島忠投手の通算成績
登板405
勝利36
セーブ14
奪三振496
防御率3.95
| 年度 | 登板 | 成績 | 防御率 |
|---|---|---|---|
| 1988 | 44 | 3勝2敗 | 3.67 |
| 1989 | 54 | 9勝3敗 | 2.56 |
| 1990 | 45 | 7勝4敗 | 2.90 |
| 1992 | 38 | 3勝1敗 6S | 2.81 |
| 1993 | 57 | 3勝5敗 | 3.47 |
ギャラード投手のセーブ数
| シーズン | セーブ | 備考 |
|---|---|---|
| 2000 | 35 | 最優秀救援投手(この年はまだ18番ではない) |
| 2001 | 29 | 18番に変更。2年連続オールスター出場 |
| 2002 | 34 | 防御率1.52で2度目の最優秀救援投手 |
| 2003 | — | 史上最速で通算100セーブ達成後、シーズン途中に退団 |
ドラゴンズ歴代セーブ記録
| ランキング | 名前 | セーブ |
|---|---|---|
| 1 | 岩瀬仁紀 | 407 |
| 2 | R・マルティネス | 166 |
| 3 | 郭源治 | 116 |
| 4 | ギャラード | 112 |
| 5 | 宣銅烈 | 98 |
| 6 | 鈴木孝政 | 96 |
| 7 | 牛島和彦 | 77 |
| 8 | 田島慎二 | 75 |
| 9 | 与田剛 | 59 |
| 10 | 小松辰雄 | 50 |
松坂大輔投手と背番号18
| シーズン | 背番号 | 登板 | 成績 |
|---|---|---|---|
| 2018 | 99 | 11 | 6勝4敗(カムバック賞) |
| 2019 | 18 | 2 | 右肩の状態悪化 |
背番号を交換した2人
2018年、松坂投手が背負ったのは99番。翌2019年に代名詞である18番へ変更しましたが、その相手が当時18番を着けていた鈴木翔太投手でした。鈴木投手は99番へ。しかし松坂投手は春季キャンプで右肩の状態を悪化させ、1軍登板はわずか2試合に終わりました。
梅津晃大投手の成績
| シーズン | 登板 | 成績 | 防御率 |
|---|---|---|---|
| 2019 | 6 | 4勝1敗 | 2.34 |
| 2020 | 7 | 2勝3敗 | 3.74 |
| 2021 | 3 | 0勝1敗 | 1.59 |
| 2023 | 3 | 1勝1敗 | 0.95 |
| 2024 | 14 | 2勝8敗 | 4.07 |
| 通算 | 33 | 9勝14敗 | 3.20 |
背番号18が刻む、戦争の記憶
1939年から18番を背負った村松幸雄投手は、2年目の1940年に21勝、翌1941年も12勝を挙げ、名古屋軍のエースとして君臨しました。しかし1942年に召集され、1944年7月25日、グアム島で戦死。24歳でした。
チームメイトだった坪内道典さんは「戦後もし生きていればチームのエースとして投げまくっていただろう」と惜しんだと伝えられています。村松投手の18番は、戦争が終わってしばらく誰もつけることはありませんでした。
まとめ:2026年、18番は空き番
次に18番を背負うのは誰か
梅津投手が育成契約となり、2026年シーズンの背番号18は空き番です。近年は鈴木翔太投手、松坂投手、梅津投手と、ケガや不振に苦しむ選手が続き「試練のナンバー」とも呼ばれてきました。
それでも、鹿島忠投手の14年、稲葉光雄投手の20勝、ギャラード投手の守護神時代と、間違いなく歴史を刻んできた番号です。ドラフトや若手の背番号変更に注目したいですね。



コメント