中日ドラゴンズ ポジション別最多スタメン10年史【2017〜2026】|年度別レギュラー一覧

中日ドラゴンズ ポジション別最多スタメン10年史(2017〜2026) データ
「この10年、ドラゴンズのショートは誰だった?」——その答えを数字で出しました。2017〜2026年の10シーズン、各ポジションで最も多くスタメン出場した選手を年度別にまとめています。たとえば2026年のショートは村松開人が124試合でトップ。表を追うだけで、その年のレギュラーと世代交代の流れがひと目でわかります。

※スタメン数は「その守備位置で先発出場した試合数」。2020年は120試合制。指名打者(交流戦のみ)は除いています。2026年10月24日時点。

10年間の「最多スタメン」オーダー

2017〜2026年の10年間で、各ポジションに最も多く先発した選手を並べるとこうなります。

左翼細川成也263試合
中堅大島洋平776試合
右翼平田良介353試合
遊撃京田陽太672試合
二塁阿部寿樹374試合
三塁高橋周平559試合
一塁ビシエド819試合
捕手木下拓哉552試合

数字は10年間(全1,407試合)の通算スタメン数

一塁のビシエド(819試合)と中堅の大島洋平(776試合)は、10年間の半分以上の試合で同じポジションに先発。遊撃の京田陽太(672試合)もそれに迫ります。一方で左翼は細川成也の263試合が最多と、10年を通して「この人」と言える選手が少ないポジションでした。

年度別 最多スタメン一覧(2017〜2026)

各年・各ポジションで最もスタメン出場が多かった選手と、その試合数です。

年捕手一塁二塁三塁遊撃左翼中堅右翼
2017松井雅68ビシエド87荒木59福田43京田134ゲレーロ89大島119平田66
2018松井雅72ビシエド132高橋周95福田119京田140アルモンテ122大島141平田128
2019加藤匠75ビシエド142阿部114高橋周114京田133福田60大島142平田94
2020木下74ビシエド109阿部111高橋周105京田120福田52大島118平田45
2021木下110ビシエド128阿部64高橋周131京田106福田62大島141福留38
2022木下115ビシエド128阿部72阿部54土田57マルティネス58大島78岡林87
2023木下83ビシエド83福永65石川昂95土田81大島91岡林123細川107
2024木下58中田51田中80福永71村松98細川41岡林80細川100
2025石伊76ボスラー101田中82チェイビス30山本68細川76岡林143上林99
2026石伊101サノー84田中・福永60石川昂90村松124細川142岡林75ボスラー33
レギュラー級(100試合以上/2020年は84試合以上) 主力(60〜99試合) 併用・日替わり(60試合未満)

レギュラーを固定できたポジションはいくつ?

同じ選手が100試合以上(2020年は120試合制のため84試合以上)先発した「固定ポジション」の数を年ごとに数えました(8ポジション中)。

20172
20186
20195
20205
20215
20222
20232
20241
20252
20263

2018年は6ポジションでレギュラーが固まっていましたが、2022年以降は多くても3ポジションどまり。2024年は右翼の細川成也(100試合)ただ1人と、最も起用が流動的なシーズンでした。2026年は捕手・石伊、遊撃・村松、左翼・細川の3人が「固定」の目安を超え、少しずつ軸ができつつあります。

ポジション別 10年の変遷

各年の最多スタメンと2番目の選手です(色付きの年はレギュラー級)。

捕手|10年最多は木下拓哉(552試合)

年最多スタメン2番目
2017松井雅人 68杉山翔大 29
2018松井雅人 72大野奨太 50
2019加藤匠馬 75木下拓哉 25
2020木下拓哉 74郡司裕也 16
2021木下拓哉 110桂依央利 19
2022木下拓哉 115石橋康太 19
2023木下拓哉 83宇佐見真吾 39
2024木下拓哉 58宇佐見真吾 40
2025石伊雄太 76木下拓哉 35
2026石伊雄太 101加藤匠馬 24

10年合計:木下拓哉(552)・石伊雄太(177)・加藤匠馬(173)

2017〜18年は松井雅人、2019年は加藤匠馬と毎年のように正捕手が入れ替わった。2020年から5年連続で最多スタメンを守ったのが木下拓哉で、10年間の合計552試合は捕手で断トツ。2025年からはルーキーの石伊雄太が台頭し、2年目の2026年は101試合と「正捕手」の座をつかんだ。

一塁|10年最多はビシエド(819試合)

年最多スタメン2番目
2017ビシエド 87福田永将 35
2018ビシエド 132モヤ 7
2019ビシエド 142阿部寿樹 1
2020ビシエド 109マルティネス 8
2021ビシエド 128マルティネス 9
2022ビシエド 128マルティネス 8
2023ビシエド 83細川成也 26
2024中田翔 51石川昂弥 48
2025ボスラー 101カリステ 25
2026サノー 84ボスラー 26

10年合計:ビシエド(819)・ボスラー(127)・サノー(84)

2017〜2023年の7年連続でビシエドが最多スタメン。10年合計819試合は全ポジションを通じて2位の数字で、2019年は142試合とほぼ全試合に先発した。退団後は中田翔(2024年)、ボスラー(2025年)、サノー(2026年)と毎年顔ぶれが変わっている。

二塁|10年最多は阿部寿樹(374試合)

年最多スタメン2番目
2017荒木雅博 59亀澤恭平 49
2018高橋周平 95亀澤恭平 28
2019阿部寿樹 114堂上直倫 18
2020阿部寿樹 111溝脇隼人 6
2021阿部寿樹 64堂上直倫 29
2022阿部寿樹 72溝脇隼人 22
2023福永裕基 65村松開人 48
2024田中幹也 80板山祐太郎 35
2025田中幹也 82山本泰寛 23
2026田中幹也 60福永裕基 60

10年合計:阿部寿樹(374)・田中幹也(222)・福永裕基(127)

荒木雅博から高橋周平を経て、2019〜2022年は阿部寿樹が4年連続で最多。2023年の福永裕基を挟み、2024年からは田中幹也が3年連続トップ。ただし2026年は田中と福永が60試合ずつで並び、併用が続いている。

三塁|10年最多は高橋周平(559試合)

年最多スタメン2番目
2017福田永将 43高橋周平 34
2018福田永将 119高橋周平 23
2019高橋周平 114堂上直倫 14
2020高橋周平 105石川昂弥 11
2021高橋周平 131堂上直倫 12
2022阿部寿樹 54高橋周平 48
2023石川昂弥 95高橋周平 28
2024福永裕基 71高橋周平 41
2025チェイビス 30高橋周平 22
2026石川昂弥 90福永裕基 35

10年合計:高橋周平(559)・石川昂弥(265)・福田永将(176)

最も「日替わり」になりやすかったポジション。2019〜2021年は高橋周平が3年連続で100試合超えと安定したが、その後は阿部・石川昂・福永・チェイビスと毎年トップが入れ替わった。2025年は最多のチェイビスでも30試合。2026年は石川昂弥が90試合と、3年ぶりに主役を取り戻した。

遊撃|10年最多は京田陽太(672試合)

年最多スタメン2番目
2017京田陽太 134堂上直倫 9
2018京田陽太 140堂上直倫 3
2019京田陽太 133堂上直倫 10
2020京田陽太 120―
2021京田陽太 106三ツ俣大樹 21
2022土田龍空 57京田陽太 39
2023土田龍空 81カリステ 31
2024村松開人 98ロドリゲス 19
2025山本泰寛 68村松開人 50
2026村松開人 124土田龍空 7

10年合計:京田陽太(672)・村松開人(299)・土田龍空(170)

2017〜2021年の5年間は京田陽太がほぼ固定(2018年は140試合)。2022年以降は土田龍空・村松開人・山本泰寛と毎年トップが変わったが、2026年は村松開人が124試合とこの5年で最多の先発を記録した。

左翼|10年最多は細川成也(263試合)

年最多スタメン2番目
2017ゲレーロ 89藤井淳志 34
2018アルモンテ 122藤井淳志 14
2019福田永将 60アルモンテ 41
2020福田永将 52アルモンテ 47
2021福田永将 62根尾昂 29
2022マルティネス 58大島洋平 31
2023大島洋平 91鵜飼航丞 13
2024細川成也 41カリステ 32
2025細川成也 76上林誠知 19
2026細川成也 142板山祐太郎 1

10年合計:細川成也(263)・アルモンテ(221)・福田永将(176)

外国人選手や福田永将らが入れ替わり守ってきたポジション。2024年に細川成也が最多となってから3年連続でトップを守り、2026年は142試合とほぼ全試合で左翼に先発した。

中堅|10年最多は大島洋平(776試合)

年最多スタメン2番目
2017大島洋平 119遠藤一星 13
2018大島洋平 141藤井淳志 2
2019大島洋平 142遠藤一星 1
2020大島洋平 118根尾昂 2
2021大島洋平 141武田健吾 1
2022大島洋平 78岡林勇希 48
2023岡林勇希 123大島洋平 20
2024岡林勇希 80カリステ 26
2025岡林勇希 143―
2026岡林勇希 75花田旭 30

10年合計:大島洋平(776)・岡林勇希(469)・花田旭(30)

2017〜2022年の6年連続で大島洋平が最多スタメン(2019年は142試合)。2022年途中から岡林勇希が台頭し、2023年からは4年連続でトップ。2025年は143試合すべてで中堅に先発した。この10年で最も「レギュラーがはっきりしていた」ポジションと言える。

右翼|10年最多は平田良介(353試合)

年最多スタメン2番目
2017平田良介 66藤井淳志 53
2018平田良介 128モヤ 11
2019平田良介 94藤井淳志 15
2020平田良介 45井領雅貴 25
2021福留孝介 38加藤翔平 19
2022岡林勇希 87鵜飼航丞 38
2023細川成也 107岡林勇希 20
2024細川成也 100岡林勇希 23
2025上林誠知 99細川成也 27
2026ボスラー 33鵜飼航丞 32

10年合計:平田良介(353)・細川成也(234)・岡林勇希(146)

2017〜2020年は平田良介が4年連続で最多。その後は福留孝介・岡林勇希・細川成也・上林誠知と毎年のように入れ替わった。2026年はボスラー33試合、鵜飼航丞32試合、板山祐太郎30試合と、最多でも33試合の大混戦だった。

10年間の通算スタメン数ランキング TOP15

ポジションを問わず、2017〜2026年に最も多くスタメン出場した選手です(指名打者を除く)。

1大島洋平923
2ビシエド819
3高橋周平695
4京田陽太673
5岡林勇希618
6木下拓哉552
7細川成也523
8阿部寿樹459
9福田永将399
10平田良介358
11村松開人349
12石川昂弥335
13福永裕基275
14アルモンテ232
15田中幹也226

トップは大島洋平の923試合。中堅を中心に左翼でも先発を重ねました。2位ビシエド、3位高橋周平(二塁・三塁)と続き、現役組では岡林勇希(618試合)と細川成也(523試合)が上位に入っています。

まとめ|この10年のレギュラーは誰だったのか

  • 前半(2018〜2021年)は「固定型」。京田・大島・ビシエド・高橋周平・平田らがポジションを守り、毎年5〜6ポジションでレギュラーが決まっていた
  • 後半(2022〜2025年)は「併用型」。世代交代が進み、三塁・右翼・二塁を中心に毎年トップが入れ替わった。2024年は固定できたのが右翼の細川だけ
  • 2026年は新しい軸が見えてきた。捕手・石伊(101試合)、遊撃・村松(124試合)、左翼・細川(142試合)が固定され、三塁も石川昂弥が90試合

工藤新監督のもとで迎える2027年、二塁・一塁・右翼のレギュラーが誰になるのか。来季も同じ形で追いかけていきます。

※データ出典:Baseball Chronicle「中日ドラゴンズ スタメンデータ」(各年度の守備位置別スタメン)をもとに集計。選手名は現在の登録名で表記しています(土田龍空は2023年の登録名「龍空」を含む)。

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