2026.10.15 正式発表
工藤公康 新監督 就任
名古屋が生んだ左腕、ふるさとの竜を率いる
背番号 81
中日ドラゴンズは2026年10月15日、工藤公康氏(63)の新監督就任を正式に発表しました。名古屋市内のホテルで行われた就任会見で、工藤新監督は「1番は名古屋のファンに喜んでもらえる野球をすること」と語りました。
工藤新監督は名古屋出身。名古屋電気高(現・愛工大名電)で甲子園を沸かせ、プロでは29年間投げ抜いて224勝、ソフトバンク監督としては7年で日本一5度という実績を持ちます。この記事では高校時代 → 現役時代 → 監督時代のデータを順にまとめます。
就任のポイント
前任の井上一樹監督は就任2年目の2026年シーズン限りで退任。チームは6年連続Bクラスに終わり、立て直しを託されたのが「優勝請負人」工藤新監督です。会見では「選手の意識を変えることが何より大事」「全員がキーマン」と語り、コーチや球団と話し合いながらチームを作っていく姿勢を示しました。
工藤公康 プロフィール
| 名前 | 工藤 公康(くどう きみやす) |
|---|---|
| 生年月日 | 1963年5月5日(63歳) |
| 出身 | 愛知県名古屋市 |
| 投打 | 左投左打 |
| 出身高校 | 名古屋電気高(現・愛工大名電) |
| ドラフト | 1981年 西武ライオンズ 6位 |
| 現役 | 1982〜2010年(実働29年) |
| 監督歴 | ソフトバンク(2015〜2021年)→ 中日(2027年〜) |
高校時代:名古屋電気のエースとして甲子園でノーヒットノーラン
工藤新監督の名前が全国に知られたのは、名古屋電気高(現・愛工大名電)3年夏の甲子園でした。
1981年 夏の甲子園
- 2回戦 長崎西戦:4−0で勝利し、ノーヒットノーランを達成
- この試合で16奪三振
- 大会史上18人目、金属バット導入後では初のノーヒットノーラン
- チームはベスト4まで勝ち進む
同年秋のドラフトで西武から6位指名を受けてプロへ。下位指名から球界を代表する左腕へと成長していきます。
現役時代:29年間で224勝、日本一11度
現役生活は実働29年。これはNPB歴代最長の記録です。西武・ダイエー・巨人・横浜の4球団でプレーし、所属したチームでリーグ優勝14度・日本一11度を経験しました。
■ 所属球団の歩み
| 年 | 球団 | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 1982〜1994 | 西武 | 黄金期の主力左腕。日本シリーズMVP2度 |
| 1995〜1999 | ダイエー | FA移籍。1999年に球団初の日本一、MVP |
| 2000〜2006 | 巨人 | FA移籍。2000年日本一、2005年に通算200勝 |
| 2007〜2009 | 横浜 | 2007年に全球団からの勝利を達成 |
| 2010 | 西武 | 古巣に復帰し、現役ラストイヤー |
■ 通算投手成績
■ 主なタイトル・表彰
| タイトル | 回数 | 年度 |
|---|---|---|
| シーズンMVP | 2 | 1993、1999 |
| 最優秀防御率 | 4 | 1985、1987、1993、1999 |
| 最高勝率 | 3 | 1987、1991、1993 |
| 最多奪三振 | 2 | 1996、1999 |
| 日本シリーズMVP | 2 | 1986、1987 |
| ベストナイン | 3 | 1987、1993、2000 |
| ゴールデングラブ賞 | 3 | 1994、1995、2000 |
監督時代:ソフトバンクで7年、日本一5度
2015年にソフトバンク監督に就任。1年目からいきなり日本一に輝き、2017年からは4年連続日本一。7年間でAクラス6度、通算勝率は.596という圧倒的な数字を残しました。
| 年 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 順位 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2015 | 90 | 49 | 4 | .647 | 1位 | 日本一 |
| 2016 | 83 | 54 | 6 | .606 | 2位 | ― |
| 2017 | 94 | 49 | 0 | .657 | 1位 | 日本一 |
| 2018 | 82 | 60 | 1 | .577 | 2位 | 日本一 |
| 2019 | 76 | 62 | 5 | .551 | 2位 | 日本一 |
| 2020 | 73 | 42 | 5 | .635 | 1位 | 日本一 |
| 2021 | 60 | 62 | 21 | .492 | 4位 | ― |
| 通算 | 558 | 378 | 42 | .596 | 優勝3度・日本一5度 | |
※勝率は勝÷(勝+敗)で計算
竜党目線のポイント
2000年以降の中日監督で最も勝率が高いのは落合博満監督の.562。工藤新監督のソフトバンク時代の通算勝率.596はそれを上回ります。リーグもチーム状況も違うので単純比較はできませんが、「勝てる監督」であることは数字が物語っています。
まとめ:名古屋の左腕が、ふるさとの竜を立て直す
- 高校時代:名古屋電気で甲子園ノーヒットノーラン、ベスト4
- 現役時代:実働29年、224勝、日本一11度
- 監督時代:ソフトバンクで7年、日本一5度、勝率.596
6年連続Bクラスからの再建という大きな仕事ですが、工藤新監督は会見で目標に「優勝」を掲げました。名古屋で生まれ育った名将が、バンテリンドームにどんな野球を持ち込むのか。竜の叫びでは来季に向けた動きも追いかけていきます。
参考:スポーツ報知、東スポWEB、メ〜テレ、Number Web、ベースボールチャンネル ほか(2026年10月15日時点)


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